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2013.04.24 国際看護特論
私の専攻分野で必修科目は4つです。

その中の1つは研究なんですけど、あとは普通の講義形式の授業です。

そのひとつ国際看護学特論は違う講座の学生3人も一緒です。

他の3人は看護学領域ではないし、同じ講座の相方は留学生なので

看護学特論とはいっても、かなり異文化なメンバー5人で授業を受けています


この授業は、ディスカッションもとりいれつつ、自己学習も重視されているので

毎回課題がだされます。

先週の授業では「最近気になっている国際関係」について記述してくる

という課題がでました。


まず、国際関係っていう定義から考えなあかんですが。

日本と外国との関係でなくて、なんでもいいそうなんで、

難民問題とか、民族間問題とかいろいろあって、かなり悩みました。

実際、1週間で他の授業の課題もある中、

ほとんど事情を知らないことは調べきらんので

結局テーマを「日本-インドネシアの二国間関係」としました。

なぜインドネシア??と思われる方もおられますかね(笑)

私、インドネシアには行ったことがないし、友達もいませんしね。


ま、関係している理由とすれば「看護師」ということでしょうか。

原則、外国人の就労が認められていない看護の分野での外国人受け入れが、

公的な枠組みで特例的に行われている。


ということ、一般的にもニュースになって知ってる人もいますかね。

現在、フィリピン・ベトナムからも受け入れを行っていますが、

そもそも最初はインドネシアだったんですね。


日本の看護師不足は有名な話ですが、それを低賃金労働者で補うという理由から

東南アジアからの看護師を受け入れていると思っている人が多いことにも驚きました。

まあ、最初は私もなんで??と思いましたけど。

調べてみると、これは二国間協力の一貫で経済活動の連携強化が目的なんですね。


インドネシアという国。中国・インド・・・に次いで世界第4位という人口を誇る国。

東南アジアの巨大市場といってもよいのでしょうか。

日本が輸入している原油の約90%はインドネシア付近を通過しているそう。

へぇぇぇ~

これは、インドネシアとの関係強化は日本にとってかなり重要なことなんですね。


インドネシアの看護師さんが、そのままの免許で日本で働くことはできません。

教育課程ももちろん違うし、国家試験の有無やレベルも違うし…

だからいくら外交上の理由とはいえ、

むやみに外国人看護師を受け入れるわけにもいかないですよね。

日本の看護協会のスタンスとしては、

・安全な看護ケアが実施できるだけの日本語能力を有す必要がある

・日本の看護師国家試験に合格する必要がある

とかなり慎重な姿勢をとっています。

就業時には日本人看護師と同等以上の条件での雇用も条件とする

しかし、この文言から、一労働者として受け入れるのではないことがわかるでしょう。

違う文化の人と働いたり、話すことだけでも、自国の文化を見直すよい機会になります。

看護の分野でも外国人が入ってくることは、少なからずプラスになると思います。

だけど、課題はたくさん。

教育への支援や、就業病院との連携など。看護業界だけでは済まない問題も多いはず。



インドネシア人看護師候補者の受け入れは、2008年から開始され

実績は2008年104人、2009年173人、2010年39人、2011年47人、2012年29人だそうです。

「候補者」とされているのは、日本では看護補助業務に従事して、

まず技術や語学力を学び、国家試験をパスしないと、看護師として働けないからなんですね。

しかも、期間が3年と決められていて、この間に看護師の資格がとれなければ

帰国しなければなりません。

2010年(私がウズに行く直前)に、ニュースでこの問題が取り上げられてました。

日本の看護師国家試験は日本人でもレベルの高い語学力を必要としますね(笑)

専門用語だけじゃなくて、ひっかけのために難しい表現が使ってあったり…

だから、自分の持っている知識・技術を国家試験の場で発揮するには

高い語学力が必要。いくら選択問題とはいえ…

でも国試の出題形式や方法を変えるわけにもいかないし…

インドネシア人に日本語をがんばってもらうしかないんですね。


定着しないことを受けて、外交上の問題から、在留期間を延ばす措置がとられたそう。

これが一番最新2013年2月のことです。



そもそも、外国人が日本に入国すること自体、すごく難しいんですよね。

我々は海外に旅行に行くのでもビザがとれやすいので自覚ないですけど、

入国も厳しいし、滞在なんてもっと厳しいのですよ。

これは日本の秩序を守るためなんですけど、外国人が働くには優しい国ではないかも。


グローバル化に伴って、秩序を守りつつ、外国人を受け入れていくっていうのは

とても大変なんですねー。


あ、でも外国で働いたことのある身として、インドネシア側の懸念は理解できます。

知識も技術もあるのに、言葉が話せないだけで見下されかねないとか、

信用してもらえないとか。

医療行為ができないと不満足感につながるとか。


だから受け入れる側の体制も考えさせられます。

はい、このインドネシア人看護師の受け入れに関連した協定は

日本インドネシア経済連携協定(2007年8月20日署名、2008年7月1日発効)

です。


これをまとめてレポートにしようと思います。

もしや間違ってることやご意見などがありましたらコメントください

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